【2015】(株)エステック 『 難削材加工のエキスパート』

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技術士(機械部門:渡辺国昭)の評価コメント
航空宇宙向け部品で、チタンやインコネルなどの難削材の加工を、特に厳しい精度と完璧なトレーサビリティの要求を満足して製造している。具体的にはロケットエンジンの燃料ノズル、ジェットエンジン用油圧ジョイントなどで、軽量化のための駄肉の極限までの切除や、隅や角の面取り寸法の厳しい管理も要求される。これらの加工技術の応用で、要求精度は航空宇宙向けよりも低いが、医療用チタン材の機器やインプラントスクリューや骨固定用のボルトを手掛けている。更に、国内で唯一航空機用スイベルジョイントと、35MPa耐圧の油圧機器用ロータリージョイントを、独自に設計開発から製造組立まで20年に亘って行っている。このような高い技術のために、社員一人一人を優秀な技術者に育てると共に、技術の伝承を確実にするため、ノウハウのマニュアル化により、個人の技で終わらないようにしている。