【2015】(有)平野鋳造所 『鋳造技術で新たな価値を創造する』

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技術士(機械部門:渡辺国昭)の評価コメント
ある程度の素材欠陥(巣・ピンホール)があたりまえの鋳鉄・鋳鋼鋳物にて、無欠陥品を独自技術で製造するオンリーワン企業である。形を造ることは卒業して、クライアントが平野製を指定して来る、常にライバルの上を行く物づくりにこだわっている。一例として、欠陥が許されない鉄道車両用のモーターのフレーム(200kg)や、多数の油路等の加工穴が必要な工作機械の主軸受部品や鍛圧機械の油圧シリンダー、金型部品などで、最大5トンまでを製造している。これらの技術の裏付けのために、実験とデータ取りを繰り返し行っているが、有用な先人のデータを活用しながらも自分らが真に目的とするデータをとり、独自技術の妥当性の説明に使えるようにしている。このように、枯れた技術と思われがちな業界にあって、業界の常識から一歩抜け出た活動による常識を超えた品質の製品を生み出している。